こんにちは。ココウエストの大西です。
このブログでも過去何度か、成年後見人制度についての話題を取り上げてきましたが、
今回、久々にその話題について取り上げたいと思います。
…もっとも、「後見人詐欺」という、決して明るい内容ではありませんが。
その前に、そもそもこの成年後見人制度というのがどういう制度かということから説明しましょう。
成年後見人制度とは、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断力の不十分な人々のために、
不動産や預貯金などの財産を管理したり、身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、
遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合に、支援けをしたり、
自分に不利益な契約であっても判断できずに悪徳商法の被害にあう恐れのある、判断能力の不十分な方々を保護するのが制度です。
この制度における「後見人」には、弁護士や司法書士などが任命されるのですが、近頃この後見人による
財産の使い込みといった被害が起こっています。
現在、成年後見の申し立ては年3万件を超えているといわれています。今後、少子高齢化によってこの数はますます増えると
考えられます。
こういった問題が起こるのは、後見人が一人しかいないうえに、それを監視する制度がないからだといわれています。
海外の事例では、目的に応じて複数の後見人が存在するため、一人の後見人による使い込みのような事例が少ないといわれています。
将来のことを考えると、後見人制度も海外のこういった事例を参考に改良していく必要があると思われます。
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